Dear LoveYou...

涼二はあんぐりと口をあけたあと、今度は楽しそうに笑った。
「へんなやつ」

「でも、涼二ってお姉さんもいたんだね」

しらなかった。
きっと、美人なんだろうな。
「指輪も安くしてもらったわけだし挨拶したいな♪」

あたしはニコッと笑って涼二の腕に手を絡めた。

涼二は優しくあたしを抱き寄せるとためいきをついた。
「姉貴は今アメリカ。しばらく帰ってこないよ」

「アメリカ!?すごいかっこいい!!」

あたしも世界を股にかける女になりたい、なんてね

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