淡色日和

**消えない過去**

ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ…
ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ…



規則的に揺れる車内。

またそれにつれて揺れるつり革。





私は毎日同じ風景を見ている。




そして同じような毎日を送っている。






私はそれで構わない。




刺激が欲しいなんて思わない。



いつからだろう。


何事も起こらず平和に毎日を
送ることが幸せになっていた。







私は冷めた人間。