Together~キミと一緒に~
「真里亜、やっぱ可愛いわ。」
「きゃぁっ」
また仁の腕の中に包まれた私。
さっきよりもずっと強く抱きしめてくれる仁。
私の顔がどんどん熱くなるのがわかった。
「好き・・・。俺、真里亜のこと・・・すげー好き・・・」
「仁・・・。私も、好き。・・・大好きだよ。」
「・・・・・・」
あれ?
「・・・仁?」
「・・・・・・」
あれれ?
返事が、ない?
もしかして、返事に困ってる?
普通に、好きって言っただけなのに?
照れてる?
困ってる?
「仁?」
スピー、スピー・・・
え?
これって、寝てる?
そっと仁を離そうとした。
でも、寝てるはずなのに全然離れてくれない。
このまま学校についたら大参事だよ!?
まさか、バスの中でこんなことになってるって誰が思う!?
普通は思わないよ!
「仁!仁!!」
「んー・・・真里亜・・・」
「起きた?!ねぇ、一回離れて」
「めっちゃ好き・・・」
「い、今言わなくていいから!」
「・・・すき・・・」
もしや、これは寝言!?
起きてよー!