Together~キミと一緒に~
「あ、んじゃあの公園いかねぇ?」
「公園?」
「真里亜と初めてであった公園。」
「あぁ、そこなら行く!」
「なんか傷ついた・・・。」
「え!?なんで!?」
「行くぞ。」
傷ついたって、私何か言っちゃったかな。
一人先に歩く仁を見ながら、何を謝ったらいいのか考えた。
しばらくトボトボとついていき、あの公園へとついてしまった。
「さっきから後ろで何考えてんだ?」
「え、いや・・・。仁が傷ついたって言うから。」
「まだ悩んでたのか?さすが鈍感なお嬢さん。」
「やめてよ!」
ほっぺを膨らませて怒ったそぶりをする私。
そんな私を見て笑いをこらえている仁。
ホントに失礼なんだから。
「まぁ、ここ座れって。」
「鈍感じゃないから。」
「根に持つタイプかいな。わかったから、こっち来いって。」
何気なく言われたその一言が、なぜか私の心をドキッとさせた。
いつもだったかこんな感じになんてならないはずなのに。
仕方なく、仁の隣に座った。
あくまでも仕方なくであって、仁に呼ばれたからじゃないですよ。
「真里亜。」
「なに?」
「真里亜って、俺のこと好きなのか?」
「え?」
急にそんなことを言われて、少し不安になった。
そんなこと聞かれると思わないし、第一さっき私「大好き」って言ったよね?