私と君と、あの子。

幸せ

【優衣side】

「そろそろ一時間目始まるし、行こうぜ?」

「うん、ありがとうね、雪斗。」


 私が、雪斗に微笑むと、雪斗は私に優しく微笑んでくれた。

 その笑顔を見て私は、ドキッとしたんだ。

 きっと私は前よりも、雪斗のこと好きになってる。

 わたしは、雪斗のこと好きになれる。ううん・・・。もう好きなんだ。


「雪斗。」

「ん?なに?優衣。」

「私ね、雪斗のこと好きだよ。」

「・・・えっ?」

「いつも気づいてくれてありがとう。私の気持ちに・・・。」


 雪斗・・・。

 今の好きは、嘘じゃないよ?

 ちゃんと雪斗のこと好きって、自分で実感したから。

 好きだよ、雪斗。

 私はこれから、雪斗だけを見ていく・・・。
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