火星人門田さん
その時携帯が鳴った美香からだった。
「英男ビッグスクーターの手頃なのが見つかったんだけど、英男は、ビッグスクーターにする?」
「いや、ビッグスクーター嫌いだから違うのがいいよ。」
美香は、僕が乗りやすいようにビッグスクーターも考えてくれてたようだけど、僕は、ビッグスクーターがイマイチ好きになれなかった。
「そうね。ビッグスクーター嫌いだったね。
ごめんね。」
「いや、いいよ。それより今度の休みに門田さん達と花火をしようよ。
美香も制服じゃなかった浴衣着てくれないかな?」
「なんで、制服と浴衣間違えるのよ。
浴衣ねえ~う~んどうせ門田さん達のリクエストでしょう?」
「いや、俺も見たいよ。」
「分かった。考えておくよ。
花火は、もちろんOKよ。」