火星人門田さん


我々異国の人間いや宇宙人がどのくらい苦労してるかなんて韓流ドラマよりもおしんよりも苦労してますよ。




我々がどれだけ人の目を気にしながらひっそり生きてるかなんて理科室のビーカーくらいしか我々の気持ちは、分からないですよ。




我々の気持ちなんか何故か片方だけになって道に落ちてる軍手のように踏みにじられて来たんですよ。




だけど、我々は、ひがまずやって来たから今は、こうして曲がりなりにも良い人と巡り会えたんですよ。




あの時に、我々が、ちょっとシンナーでも吸ってコンビニの前でうんこ座りをして来る人来る人を睨みつけちゃうような道に外れていたらと思うと冷や汗が出ますよ。


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