火星人門田さん


「英男行こう。」




美香が顔を赤くしながら言った。




僕は、イマイチ分からないまま美香に引っ張られるようにアパートを出た。




アパートを出ると美香が歩いて行こうと言うので二人で駅前のドーナツショップまで歩く事にした。



「門田さん達変に気を回しちゃって。

ねぇ。」




僕は、意味が分からずにはぁ?と聞いた。




美香の顔が真っ赤になっていた。




あ~なるほどとやっと気付いた。




僕は、急いで美香の手を握った。




「今頃気付いたんだ馬鹿よね。」


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