火星人門田さん


「久しぶりに出るからな。

これからよろしくな。」



「ああ、こちらこそ。」



しまった、またもや何気なく、こちらこそなどと言ってしまった。



丸い物体がくるりと周り反対向きになった。



「なかなか好青年そうで良かったよ。

本音を言えば女子大生の一人暮らしとかOLの一人暮らしの方が良かったけど男同士の方が気が楽だしな。」



くるりと向いた丸い物体の下の方に線のような穴が有りそこがパクパク動いた。


口のようだった。



棒のような太いロープのような何本ものが、くねくねしながら丸い物体の下に付いていてやっと完全に出たようだった。



テーブルの上は、ヌメヌメした液体のような物で濡れていた。



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