火星人門田さん
息子は、そう言うと隣を走っていた車に向けて細い緑の光線を出した。
隣を走っていた車ににカップルが乗って居て男がかなり慌てた様子を見せ車も蛇行運転になった。
「何をしたんだ?」
「馬鹿なカップルだったから男の方のあれを、しばらく使えないようにしたよ。」
「そんな事が出来るのか?車の窓を通したのか?」
僕は、自分がやられたらと思うと怖くなって聞いた。
「車の窓くらい壊さないで通すよ。
お父ちゃんなんかまだ凄いよ。」
美香が運転しながら息子の頭を思いきり引っ張ったいた。
「危ないでしょう!それに何も悪くないんだからそんな事したらここで降ろすよ。」