雨の日の追憶 〜クランベールに行ってきます 本編ロイド視点〜
「今度だけはオレのいう事を聞いてくれ」(1)
ロイドは研究室に戻り、明日からやって来るローザンのために、データや資料を作業しやすいように整えた。
本体の調査に入ろうかとも思ったが、今から始めると中途半端でキリが悪い。
それに東屋の穴の事で、ユイに忠告を与えなければならない。
それを思うと気が重かった。
ロイドは早々に作業を切り上げ、研究室を出た。
夕食を終えて自室に戻ったロイドは、ソファに腰掛け、ぼんやりした。
ユイが寝てしまう前に、話をしに行かなければならない。
ユイの身の安全を確保するためとはいえ、行動範囲に制約をかければ益々嫌われるのではないだろうか。
そんな事を考えて、二の足を踏んでいる自分に気付き、途端におかしくなった。
ロイドは笑いながら立ち上がった。
「マイナス八がマイナス九になったところで、大差はない」
ユイには最初から嫌われている。好感度は元々マイナスだ。
本体の調査に入ろうかとも思ったが、今から始めると中途半端でキリが悪い。
それに東屋の穴の事で、ユイに忠告を与えなければならない。
それを思うと気が重かった。
ロイドは早々に作業を切り上げ、研究室を出た。
夕食を終えて自室に戻ったロイドは、ソファに腰掛け、ぼんやりした。
ユイが寝てしまう前に、話をしに行かなければならない。
ユイの身の安全を確保するためとはいえ、行動範囲に制約をかければ益々嫌われるのではないだろうか。
そんな事を考えて、二の足を踏んでいる自分に気付き、途端におかしくなった。
ロイドは笑いながら立ち上がった。
「マイナス八がマイナス九になったところで、大差はない」
ユイには最初から嫌われている。好感度は元々マイナスだ。