雨の日の追憶 〜クランベールに行ってきます 本編ロイド視点〜
「いう事を聞くようになったと思って油断した」(1)
研究室に入ると、ローザンが歩み寄って来た。
科学技術局から連絡があったという。
元々副局長から顔を出せとうるさく言われていたが、殿下の件でそれどころではなくなったので、しばらく行けないと言っておいた。
ところが、とうとう手空きになる局員が出てきたらしい。
研究者が手空きになる事自体が問題だと思うが、仕方がないので明日にでも顔を出して、喝を入れてやる事にする。
するとローザンは、ブラーヌが半年ぶりに帰っているので、家にも寄ってきたらどうかと言ってきた。
ブラーヌは放って置いたら、自分の面倒すら自分で見ない。
変死体にでもなっていたら厄介なので、こちらも様子を見に行く事にした。
話を終えて、ロイドもユイもローザンも、それぞれ午前中と同じ場所へ向かった。
広域人物捜索装置の裏に回ろうとしたロイドを、メインコンピュータの前に座ったローザンが呼び止めた。
「ロイドさん、時々出てくるウィンドウなんですけど、出ないようにできませんか? ちょっと、うっとうしいんですよね」
科学技術局から連絡があったという。
元々副局長から顔を出せとうるさく言われていたが、殿下の件でそれどころではなくなったので、しばらく行けないと言っておいた。
ところが、とうとう手空きになる局員が出てきたらしい。
研究者が手空きになる事自体が問題だと思うが、仕方がないので明日にでも顔を出して、喝を入れてやる事にする。
するとローザンは、ブラーヌが半年ぶりに帰っているので、家にも寄ってきたらどうかと言ってきた。
ブラーヌは放って置いたら、自分の面倒すら自分で見ない。
変死体にでもなっていたら厄介なので、こちらも様子を見に行く事にした。
話を終えて、ロイドもユイもローザンも、それぞれ午前中と同じ場所へ向かった。
広域人物捜索装置の裏に回ろうとしたロイドを、メインコンピュータの前に座ったローザンが呼び止めた。
「ロイドさん、時々出てくるウィンドウなんですけど、出ないようにできませんか? ちょっと、うっとうしいんですよね」