雨の日の追憶 〜クランベールに行ってきます 本編ロイド視点〜
そして自分の横に置いてあるリュックサックの中を、ゴソゴソと探り始めた。
「ロイド、おまえに土産があったんだ」
「土産?」
ロイドは訝しげに片眉を上げた。
今までブラーヌが遺跡調査から帰った時、土産なんかくれた事はない。
一体何をくれるつもりなのか、ロイドは側まで行って覗き込んだ。
ひとしきりリュックサックの中を探ったブラーヌが、中から取り出した物をロイドに差し出した。
「ほら、これだ。おまえが好きそうなものだろう」
ブラーヌの寄越したものは、長方形の板のようなもので、角に小さいぬいぐるみがぶら下がっている。
二つ折りになっていて、開くと液晶画面と手前には小さなボタンがたくさん並んでいた。
文字のようなものが書かれているが、クランベールの文字ではない。
確かにロイドが好きそうなもの、機械のようだ。
「ロイド、おまえに土産があったんだ」
「土産?」
ロイドは訝しげに片眉を上げた。
今までブラーヌが遺跡調査から帰った時、土産なんかくれた事はない。
一体何をくれるつもりなのか、ロイドは側まで行って覗き込んだ。
ひとしきりリュックサックの中を探ったブラーヌが、中から取り出した物をロイドに差し出した。
「ほら、これだ。おまえが好きそうなものだろう」
ブラーヌの寄越したものは、長方形の板のようなもので、角に小さいぬいぐるみがぶら下がっている。
二つ折りになっていて、開くと液晶画面と手前には小さなボタンがたくさん並んでいた。
文字のようなものが書かれているが、クランベールの文字ではない。
確かにロイドが好きそうなもの、機械のようだ。