雨の日の追憶 〜クランベールに行ってきます 本編ロイド視点〜
「いう事を聞くようになったと思って油断した」(4)
オムレツを食べ続けていたブラーヌが、不意に顔を上げてロイドを見つめた。
「おまえも異世界から来たのかもしれないな」
「オレが?」
「おまえを拾った時は、ちょうど遺跡の活動期だった。ラフルールの遺跡が派手に光った後に、おまえを拾ったんだ」
「そうか」
ロイドは特に驚きもしなかった。
元々ブラーヌに拾われた頃の事は、あまり記憶にない。
ましてやそれ以前の事など、さっぱり覚えていないのだ。
ロイドは袋を肩に担いで、出口へ向かった。
取っ手に手をかけ、振り返って尋ねる。
「今度はどこに行くんだ?」
ブラーヌは再びオムレツを食べながら答えた。
「おまえも異世界から来たのかもしれないな」
「オレが?」
「おまえを拾った時は、ちょうど遺跡の活動期だった。ラフルールの遺跡が派手に光った後に、おまえを拾ったんだ」
「そうか」
ロイドは特に驚きもしなかった。
元々ブラーヌに拾われた頃の事は、あまり記憶にない。
ましてやそれ以前の事など、さっぱり覚えていないのだ。
ロイドは袋を肩に担いで、出口へ向かった。
取っ手に手をかけ、振り返って尋ねる。
「今度はどこに行くんだ?」
ブラーヌは再びオムレツを食べながら答えた。