雨の日の追憶 〜クランベールに行ってきます 本編ロイド視点〜
「もう! 油断も隙もあったもんじゃないんだから、このエロ学者!」
ブツクサ言いながらベストのボタンを留めるユイを横目に、組んだ足のひざで頬杖をつきながらロイドは言い返す。
「油断も隙もありすぎる奴が何を言う」
「だいたい、王子様が見つかったらって約束でしょ? あなたが自分で言ったんじゃない」
余計な事は、よく覚えている奴だ。ロイドは思わず舌打ちする。
「ちっ! そういえば、そんな事言ったっけな。仕方ない。おあずけにしといてやる」
だが、無意識とはいえ、散々煽っておきながら、手を出したロイドが悪いように言われるのはシャクに障る。
少しムッとして、ロイドはユイの身体を強引に引き寄せた。
ブツクサ言いながらベストのボタンを留めるユイを横目に、組んだ足のひざで頬杖をつきながらロイドは言い返す。
「油断も隙もありすぎる奴が何を言う」
「だいたい、王子様が見つかったらって約束でしょ? あなたが自分で言ったんじゃない」
余計な事は、よく覚えている奴だ。ロイドは思わず舌打ちする。
「ちっ! そういえば、そんな事言ったっけな。仕方ない。おあずけにしといてやる」
だが、無意識とはいえ、散々煽っておきながら、手を出したロイドが悪いように言われるのはシャクに障る。
少しムッとして、ロイドはユイの身体を強引に引き寄せた。