雨の日の追憶 〜クランベールに行ってきます 本編ロイド視点〜
そう言うと、ユイはガックリ肩を落とした。
「だから、そうじゃなくて……」
「ほら、行くぞ」
ロイドはユイの背中を軽く叩き、先に立って歩き始めた。
東屋の裏手に回り、ロープを跨いで石段を上がると、表側に空いた穴の側までやって来た。
ユイが踏み抜いた穴は、ユイより一回り大きなサイズで、それほど大きいものではない。
ロイドが入ろうとすると、途中で引っかかってしまいそうなので、踵で蹴り崩して穴を広げた。
早速中に下りて、ユイに手を貸し、穴の中に下ろした。
穴の中には、王宮の方に向かって横穴が穿たれている。
ロイドは白衣のポケットからペンライトを取り出し、横穴の奥を照らした。
少し先で横穴は、垂直な壁に突き当たっている。
ライトを少し動かすと、突き当たりの壁の下に穴が続いている事を発見した。
「だから、そうじゃなくて……」
「ほら、行くぞ」
ロイドはユイの背中を軽く叩き、先に立って歩き始めた。
東屋の裏手に回り、ロープを跨いで石段を上がると、表側に空いた穴の側までやって来た。
ユイが踏み抜いた穴は、ユイより一回り大きなサイズで、それほど大きいものではない。
ロイドが入ろうとすると、途中で引っかかってしまいそうなので、踵で蹴り崩して穴を広げた。
早速中に下りて、ユイに手を貸し、穴の中に下ろした。
穴の中には、王宮の方に向かって横穴が穿たれている。
ロイドは白衣のポケットからペンライトを取り出し、横穴の奥を照らした。
少し先で横穴は、垂直な壁に突き当たっている。
ライトを少し動かすと、突き当たりの壁の下に穴が続いている事を発見した。