雨の日の追憶 〜クランベールに行ってきます 本編ロイド視点〜
「地下の方が邪魔が入らなくていい」 (2)
狭い通路は何度か折れ曲がりながら、確実に地下へと向かっている。
やがて通路の終わりが見え、ロイドはユイの仮説が正しい事を確信した。
ぼんやりと青白い光に照らされた、終着地点の床を見て、ユイが後ろから尋ねた。
「灯りが点いてる。誰かいるの?」
ロイドはそのまま石段を下りながら答える。
「いや、おそらく遺跡だ。遺跡の装置は常に青白く光っている」
「本当? じゃあ、この下に……!」
興奮した声を上げるユイに、ロイドは立ち止まって振り返り、頭をひと撫でした。
「自分の目で確かめろ。行くぞ」
再び慎重に歩を進め、ほどなく石段の終点に到着した。
通路から一歩踏み出すと、そこには青白い光に包まれた巨大な空間が広がっていた。
やがて通路の終わりが見え、ロイドはユイの仮説が正しい事を確信した。
ぼんやりと青白い光に照らされた、終着地点の床を見て、ユイが後ろから尋ねた。
「灯りが点いてる。誰かいるの?」
ロイドはそのまま石段を下りながら答える。
「いや、おそらく遺跡だ。遺跡の装置は常に青白く光っている」
「本当? じゃあ、この下に……!」
興奮した声を上げるユイに、ロイドは立ち止まって振り返り、頭をひと撫でした。
「自分の目で確かめろ。行くぞ」
再び慎重に歩を進め、ほどなく石段の終点に到着した。
通路から一歩踏み出すと、そこには青白い光に包まれた巨大な空間が広がっていた。