**心霊部**
あたしは一旦部室に戻ることにした。

・・・・・・何だろう。何かに見られている気がする・・・・。

って今あたしが通ってる廊下、屋敷の真っ正面じゃん・・・・・。

 
何も・・・・・ないよね?

アレ?今、屋敷の中に・・・・・
 
---ゾッ--- 

あたしは怖かったので急いで走って部室に入った。

---ガラガラガラ ピシャンッ---


「はぁ、はぁ・・・・」

「おっお帰り。どうかした?」

 
部室には竹下君と梨香ちゃんしかいなかった。

    
「・・・・いっ嫌何でも無いよ?」

      
あたしはそう言ってソファーに座った。

     
「・・・・はいっどうぞ。落ち着くよ?」

「・・・・えっ?」

「ニッコリ ココアだよ☆」

「ありがとう・・・・・」

 
あたしは梨香ちゃんに渡されたココアを飲んだ。

  
「落ち着いた?」

「・・・・・・うん。ありがとね。」

「美香ちゃん?やっぱり何かあったでしょ?」

         
竹下君だ。やっぱりさっきの事、言った方がいいよね。

    

    

    
   
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