元恋人の甘い痛み【完】


部屋を出て行こうとする優里の後ろ姿。抱き締めたい衝動に駆られるが、ぐっと堪える。


優里を傷付けてしまった以上、別れるしか選択はない。優里を抱き締める権利等、今の俺にはない。


まだ泣いてんだろーな。


御免な…優里。


お前の幸せを誰よりも願ってる。


また何処かで笑って会えると良いな。


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