元恋人の甘い痛み【完】
「それじゃあ、行って来ます」
「ああ」
エレベーターに乗り込むと、先ずは二階へと向かった。一階は受付ロビーに待合室があったから特に見る必要はない。
やがてエレベーターが二階へと到着すれば、エレベーターから降りて辺りを見回す。
流石に二階は人の行き来が少なく落ち着いた雰囲気の中、営業部と書かれたガラス張りのドアから中を覗く。
中はとても広く、社員が結構いて賑やかな方だと思う。