元恋人の甘い痛み【完】
お昼が過ぎ、夕方になり、帰宅時間になっても雷牙が戻って来る事は無かった。


まさか…女の所?


仕事を放って女と会ってる?


流石の雷牙もそこまで野蛮ではないか。


いいえ、あの雷牙の事だもの十分に有り得るわよね。


雷牙の帰りを待ってる私が馬鹿らしく思えて来た。


もう帰ろう。


今頃女とお楽しみ中かもしれない人を待つ時間が勿体無かったわ。


コートを羽織り、鞄を手にし会社を後にし帰宅した。
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