元恋人の甘い痛み【完】
と言うか、本当昔から女好きな所とか変わってないわね。ここまで来ると一種の病気だと思うわ。
「貴方達がプライベートで会おうと構わないけれど、金輪際社内でおかしな事をしないと約束して」
「お前が抱かせてくれんなら考えても良い」
「刺されたいの?」
「痛いのは勘弁だ」
本当、悪ふざけが過ぎる男だわ。半ば呆れつつ、女性が社長室を後にした後社長室を後にし様とした矢先、雷牙に引き止められた。
「話しがある。座ってくれ」
「…話しって?」
促されるままソファーへと腰を下ろした。