元恋人の甘い痛み【完】
「もう、雷牙ったら」

「優里、これからはどんな些細な事でも良い、俺に相談してくれ」

「ええ、分かった」

「約束出来るか?」

「ええ、約束する」

「約束を守れなっかた時は……」

「な、何?」

「仕置きが待ってるから覚悟してろ」


雷牙は不敵な笑みを浮かべながら手を伸ばし私の唇を指先でなぞる。


雷牙の仕置きの意味が理解できれば、こくこくと何度も頷いた。


きっと、足腰が立たなくなるようにされてしまう。


それは避けたい。
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