元恋人の甘い痛み【完】
セミダブルのベッドで雷牙と並んで布団に入り、寄り添って眠る事になった。


「今日は疲れただろ。傍に居るからゆっくり寝ろ」

「有難う雷牙。今日は紳士が保てそうね」

「明日の朝は分からんがな」

「頑張って保って。おやすみなさい」

「おやすみ、優里」


額へとキスを落とされれば、それが眠りの魔法の様にそのまま直ぐに眠りに付いた。


雷牙、有難う。


貴方が居てくれなかったらこんな風に落ち着いて眠れなかったと思う。


本当に有難う。
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