元恋人の甘い痛み【完】
―――それから五日後。
予想だにしない事件が起きた。
会社を通して私宛に送られて来た一本のDVD。差出人は書いておらず不明のままそのDVDをパソコンへと入れた。
再生すると、思わず自分の目を疑いあまりの恐怖心にDVDを再生して直ぐ咄嗟にパソコンから取り出した。
「…し、信じられない」
恐怖心のあまりに手が小さく震える。
まさか…こんな事自分の身に起こるなんて思わなかった…。
DVDを手に、雷牙のいる社長室へと向かった。