元恋人の甘い痛み【完】
車内では特に会話をするでもなく、流れる景色を眺める事三十分程で料亭らしき建物の横の駐車場に車が駐車した。
車から降りると雷牙について行き料亭の入口である、引き戸をスライドさせて中へと入る。
すると、女将らしき女性に出迎えられ雷牙は常連なのか何も言わず共奥の部屋へと案内される。
今までに何度か料亭に入った事はあったけど、こんないかにも高級そうな料亭は初めて。
会食って言ってたけど、私が居るって事はきっとこれから会う株主は女好きなのね。雷牙、私に一仕事させ様としてるんだわ。