元恋人の甘い痛み【完】
本当はその親友が彼氏の事を好きだった事、気付かないフリをしていただけで気付いてた。
浮気症な彼氏だけど、流石に私の親友と良い仲になるなんて思っていなかっただけに悲しかった。
彼の事を信じていたのに、裏切られた時の悲しみと悔しさと言ったら言葉で表せるものじゃない。
いつからの関係なのか気になってはいたけれど、怖くて聞くに聞けず一年続いた関係は幕を閉じた。
それから私は二度と彼氏を作らないと決めた。あんな思いをするくらいなら彼氏なんて要らない。
寂しい時は優しくしてくれて、我が儘言っても聞いてくれる男が数人いてくれたらそれで良い。