元恋人の甘い痛み【完】

そんな事を言うとまたなんかいやらしい事言われそうだし、絶対に本人には言わないけど。


「ねぇ、何処に行くの?」

「着くまでのお楽しみだ」

「今聞いたからって楽しみなのは変わらないわ?」

「それでも内緒だ」

「もう」


何処に行くのか全く想像がつかない。


雷牙の考えてる事を読もうにも簡単に読めないのが雷牙なんだもの、全く予測が付かない。


雷牙は荷造りをしに寝室へと入って行った。
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