元恋人の甘い痛み【完】
「雷牙(ライオン)も見れたことだし満足だわ」
「何かおかしくないか?」
「気のせいよ気のせい」
「…真の猛獣がどんなものか、教え込まねーとわからねぇみたいだな」
「そ、そういう所が野獣だって言ってるの」
「野獣は野獣らしく行くことにするか」
「…………」
「どうした?問題でもあるか?」
「あ、あるわよ!雷牙のエッチ」
「何とでも言え」
他愛ない会話をしながら最後はクジャクやフクロウを見て終了ゲートへと歩む。
久し振りに見た動物園はとっても楽しかった。
良い思い出がまた一つ増えた。