元恋人の甘い痛み【完】
「それじゃあ、お疲れ様」
「お疲れ様ー」
控室に入り帰る身支度を始めた所で雷牙が迎えに来た。
「体調に変わりはないか?」
「いつも第一声はそれね」
「悪いか」
「クスクス、悪くないわ。体調はいつもと変わらないわね心配ないわ」
「そうか、よかった」
「今日は懇親会があるんでしょ?時間平気なの?」
「ああ、お前を送ったら直ぐ行くから問題ない」
「そっか」
いつも大事にしてくれてありがとう雷牙。
私もこの子も感謝しているのよ。
お腹に手を宛がい微笑んだ。