元恋人の甘い痛み【完】

「それじゃあ、お疲れ様」

「お疲れ様ー」


控室に入り帰る身支度を始めた所で雷牙が迎えに来た。


「体調に変わりはないか?」

「いつも第一声はそれね」

「悪いか」

「クスクス、悪くないわ。体調はいつもと変わらないわね心配ないわ」

「そうか、よかった」

「今日は懇親会があるんでしょ?時間平気なの?」

「ああ、お前を送ったら直ぐ行くから問題ない」

「そっか」


いつも大事にしてくれてありがとう雷牙。


私もこの子も感謝しているのよ。


お腹に手を宛がい微笑んだ。
< 700 / 709 >

この作品をシェア

pagetop