元恋人の甘い痛み【完】


いくら酔ってるとは言え、よりによって雷牙とこんな事になるなんて最低だわ。


「…帰るから離して」

「嫌なこった」

「…何がしたいの?夕べのセックスでは足りなかった?それとも過去の女を抱く優越感に浸るのが良いの?」

「どっちもだ」

「きゃ!?やっ、やめてっ」


雷牙に掴まれた腕を引っ張られ、再びベッドへと引き込まれ両手を掴まれ押さえ付けられた状態で雷牙に覆い被さられる。


こんな事して何が楽しいの?


…私をからかって楽しい?


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