元恋人の甘い痛み【完】
六、傷付いた過去
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高校二年の冬
「…クリスマスは会えない?」
「悪いな。連れと予定が入ってるんだ」
「…そっか。分かった」
学校が終わり大学四回生である雷牙とのデートで突然告げられた衝撃的な一言。
クリスマスプレゼント用意していたし、クリスマスは会えるとばかり思っていたから凄く残念。
雷牙の言う連れと言うのは、大々誰かも予測付く。雷牙は結構な遊び人で、彼女じゃないけど女の子は沢山いる。