元恋人の甘い痛み【完】
七、取り巻き達の罠
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雷牙と夜を共にしてから三日が経つものの、何故か凄く気まずくて顔をあわせづらい。
別に何か言って来たりする事はないんだけれど、あの夜があったせいで妙に意識してしまってる私が居る。
秘書室の椅子に腰を下ろし、パソコンと向き合う。社内会議に必要な資料を分かりやすく纏める為に様々な資料に目を通しキーボードを叩く。
本来ならこんな事までしなくても良いのだろうけれど、私は秘書としての重要な仕事の内の一つだと思う。
社長のスケジュール管理だけをしてれば良いって言われるかもしれないけど、私は私に出来る事を見付けたいだけ。