Flower*Sky
「何してるの?」

「メール。」

「安西君と?」

「うん。菜緒はどうしたの?」

何て答えよう…

「トイレだよ!」

「そうなんだ。」

「うっうん…。」

なんかこの空気ヤダ…

わたしより
ミクの方が良かったかも。

「ヒカリ…
 安西君のことなんだけどね。」

「なにっ?」

ヒカリの声のトーンが変わった。


「あの男やめときなよ。
 もうやめにしたら?」

ミクがこっちに来ながら言った。

「なんでそんなこと
 言われなきゃいけないの!?」

「ヒカリのこと心配
 してるからだよ。」

すると、さっきよりも
大きな声で

「心配なんかいらない!!」

わたしたちを睨んで
階段を下りていった…
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