Flower*Sky
「じゃあな!
 気をつけて帰れよ。」

「うん。バイバイ。」


結局なにも話さずに別れた。


さっきのことが気になって
全然眠れないまま
朝がきた…



学校に行くと
いつもの蓮に戻っていた。

甘える感じで抱きついてくる//
もう慣れたけど
やっぱり恥ずかしい…



昼休み、私は一人で
屋上に行った。
風に吹かれたくて…





フェンスに腕を掛け
ボーッとしてたら

「菜緒ちゃん♪」

昨日の先輩が来た。

「どうかした?」
横に並んで聞いてきた。

「べつに…。
先輩こそどうしたんですか?」

「おれ?
ここはおれの場所だし。」

おれな場所って…
勝手な…

「授業つまんねーし
ここで寝てんのー。」

ダルそうにあくびを
しながら言う先輩。




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