As Time Goes By ~僕等のかえりみち~
まだ、半年くらいしか…
経っていないのに。
思い出にするには……
まだ、早過ぎるのに。
既に………
記憶の断片となって…
懐かしむ自分がいた。
「………柚!」
「……え?」
不意に……
名前を呼ばれて振り返ると。
「………佳明……?!」
一年前と同じ……。
コンビニの前に、佳明が立っていた。
「…一人?」
「うん。」
「…なら…、送ってくよ。」
「………うん。」