VSイケメン
*Part5*
*誠十郎side*
いい感じに紅葉ちゃんとしゃべっていた。
「えーほんとー?」
「ほんとだって!」
なんか、和む子だなぁ。
「おい。」
「ん?」
誰かに声をかけられて振り向くと。
「何してる?」
・・・鬼。
じゃなくて、鬼みたいな顔した夢ちゃんが。
でも、この位じゃ驚かないって。
「紅葉ちゃんとしゃべってたんだよー?」
これなら、怒る理由もないでしょ?
「ゲームのためか?」
「え?」
なんで、ゲームのこと・・・?
いや、別のゲームのことかもしれないし。
幸いにも、さっき紅葉ちゃんとゲームの話したからね。
「ゲームって何?マ●オ?ド●クエ?それとも鬼ごっことかかな?」
笑いながら、頭は冷静だった。