VSイケメン


まあ、すぐにやばいことは察したわけで。



逃げようとした。

でも、後ろにはしっかりとあの厳格そうな人が。


さて、絶体絶命。


だけどここで諦める紅葉ちゃんじゃないの。



「ひどぉーい、星!私の事忘れたのぉー?」

甘ったるい女のフリ作戦ですよ。



「隣のチームのボスの女だろ?」



「この前のことまだ怒ってんのー?許してよぉー。」



幸いにも星先輩の女グセは悪かったようで。

星先輩の女とか分かってなかったみたいだから。


不良達は私と星先輩。





どちらの言葉が真実かわからずにいた。




「何なんだあの女・・・本当にスパイなのかぁ?


「星の女グセは相当だし、アイツ性格悪いからスパイじゃないんじゃないか?」

「でも、スパイだったらどうすんだよ!」




よし、このまま適当なところで帰るとしよう。



「何よもー!もう知らなぁーい!」




怒ったフリをして、出口にむかう。


けど。




「ちょっと待てよ。」






星先輩は意外と悪知恵が働くようでした。


< 69 / 71 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop