魔法の原理
『剣歌』

疲れたね 想像以上に辛いことだろう
ここにくるまで あれほど余裕で笑っていたのになあ
辛くて当たり前だって知っていただろう
虹のふもと 探す旅を 初めてはや幾年

夢は形を持たないから 峠を越えるたび散ってゆく
世界の色を覚えるほど 虹は鮮やかに遠くなる

思い出して 君が強さと歌っていたこと
大事なのは 強さじゃなくて 歌 だよ


立ち止まるな歩きながら息を整えようか
自分の足を見失いそうなら僕の手をとって
怖くて当たり前だって知ってただろう
虹のふもと たどり着くまで 瞳は輝かせていよう

闇に慄く人の背に 誰が翼をくれるだろう
怖くてもいいから目を開けろ 震えながら進んでゆけ

忘れないで 君が弱さと嘆いたこと
認めるなら そこに強さが生まれる
繰り返し君のための 唄を歌おう
大事なのは 今が 輝いてること


忘れないで 君が弱さと嘆いたこと
認めるなら そこに強さが生まれる
思い出して 君が強さと歌っていたこと
大事なのは 強さじゃなくて 歌 だよ

剣に変わる 君の ための唄だよ

< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop