【完】君に出逢えて
「あ、あたしは………ごめん、天憂。今の天憂は、好きじゃない。」


「……沙弥だって元から俺のことなんか好きじゃないくせに。」


は…?


「ばーか!………話になんねぇ。行こうぜ」


「……………龍、やっぱりあたし、天憂と居る。」


「は?どうぞお勝手に!」

「……っ」



俺は、いや俺の口は何を言ってるんだろう。


大切な友達を傷つけて、何をやってるんだろう。

< 123 / 393 >

この作品をシェア

pagetop