【完】君に出逢えて
「…んで…何で…気づいてくれないのっ!!…キスされても、最後までいってても…全然嬉しくない!!不安なの!!」


「依麻…」



「…もういいよ!!」


「依麻…ッッ」


走り出した依麻は、もう止まることはない。


狂いだした歯車が途中で直ることは、ない。


次の日も、俺たちは気まずいままだった。永久が一生懸命フォローしてくれたけど、俺たちは気まずいままだった。
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