【完】君に出逢えて
"紗空、ありがとな"



「龍っ♪」


「…紗空。」


「今日も一緒じゃないの?えまちゃん♪」



嬉しそうに話す紗空がイラついて仕方がない。



「ね、龍っ。そろそろ、依麻ちゃんとも潮時なんじゃないっ?」


相変わらずの笑顔で問いかける紗空。


「…紗空、来い。」



「えっ、うん!!」


紗空は告白されるとでも思っているのか、笑顔だ。
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