【完】君に出逢えて
屋上には、まだ…萌愛の甘い、甘い…香水の香りが漂っていた。でも、それは自分の服から香る香りだと気づき、慌てる。
「…さっきまで萌愛と一緒に、いたの?そんで…抱き締めたり、した?」
「っえ…な、なんで?」
「だって龍くん、萌愛の、エンジェルハートの香水の香りがするもの。」
「…ごめん…。付き合ってた頃みたいにもう一回だけ抱きしめてって言われて…最後ならって、思って…。」
「…さっきまで萌愛と一緒に、いたの?そんで…抱き締めたり、した?」
「っえ…な、なんで?」
「だって龍くん、萌愛の、エンジェルハートの香水の香りがするもの。」
「…ごめん…。付き合ってた頃みたいにもう一回だけ抱きしめてって言われて…最後ならって、思って…。」