アルバと風の世界
「いや、僕は、ならないな。
きっといつかは、誰か好きな女の子が
できたら、胸が苦しくなるのかもしれないけれど・・
ルシアは可愛いけれど、幼馴染だし、妹みたいな感じかな」
ラキアは、考えながらいいました。

「ルシアは、僕のことをどう思っているかな?
なんだか弟みたいに思っている気がするな」
自分で言いながら、落ち込んでいくのでした・・

ラキアが「今は、そうかもしれないけれど、
きっと、うん、そうだ。何かルシアが喜ぶことを
してあげれば、アルバのことを頼もしく
思って好きになるかもしれないぞ」
優しく言ってくれました。

そして「いいな。恋か。詩人には恋も必要だな。
僕も誰かに恋したいな。アルバうらやましいぞ」
にっこり笑うラキアでした。

ラキアは、そうか恋する僕がうらやましいのか・・
しかし、苦しいんだけれど・・
苦しみはいらないな・・などと思う僕でした。

それから、僕は、ルシアが喜びそうなことを
考えてみました。
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