アルバと風の世界
ルシアは、少し赤くなりながら
「ううん、その、ラキアは、ラキアで
その・・うん、面白い・・・友達かな」
なぜか言葉につまりがちに
目を伏せながら、言うのでした。

その様子を見て、ラキアは、まさか。
ルシアは僕のことが好き?
いや、ただ、恥ずかしそうにしているだけで
決め付けないほうがいいよな。

ラキアは、気づかないふりをして、
「僕にとっては、君は可愛い妹みたいなものかな」
笑いながら言いました。
そして「アルバは、親友さ。」付加えました。

ルシアは、なぜか赤い顔のまま、目をふせて・・
「そうなんだ・・妹か・・うん、それでもいいかも。」
小さな声で寂しそうに言いました。

ラキアはその様子を見ながら、困ったなと
思う一方で、可愛いなと思う自分がいましたが
アルバのことを考えて、さて、どうしようと
思うのでした・・
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