アルバと風の世界
それを見ていたラキアが、
「僕は、部屋に戻るよ・・マリン、どうぞ」
そういって、部屋の外に出ました。
ラキアの視線に気づいたルシアも、はっと気づいて
「じゃあ、マリン、私も部屋に戻るね。」

マリンはその声を聞いて・・
「え、ルシア・・・そばにいて・・お願い」小さな声で
言いました。

ルシアは、わかったという顔で、マリンの後ろから
部屋に入って入り口あたりにそのままいます。

部屋の中に入ったマリンは、目の前の
とまどいがちなアルバに対して・・
じっと見ながら、言葉を出そうとがんばっていました。

アルバは、入り口近くにいるルシアのことも気になるし
マリンの様子も気になって、真っ赤な顔になっていました。

アルバの目を見て、マリンは
「好きです。出会ったときからずっと・・・」
小さな声でしたが、はっきりといいました。
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