アルバと風の世界
アルバの発明品はいつも
この実験ルームとみんなで名づけた
庭の片隅の小さな倉庫で生まれています。
もう夜でしたが、ふたりは実験ルームに行きました。
そして中に入って見たルシアは
「え~~これ、何。おかしい」
くすりと笑って喜んでいます。
ルシアが見たものは、ハートの形の弓矢です。
弓のところがハート型なのです。
そして、矢にはやっぱりハートの吸盤がついていて
遠くの壁に四葉のクローバーの的がありました。
「もうすぐ完成だよ。ちゃんと飛ぶようになったら
残りふたつもつくるから。ハートの矢で幸せを
増やす仕組みだよ」アルバが説明します。
「幸せを増やす仕組み?」ルシアが首をかしげると・・
「うん、向こう側にある四葉のクローバーのそれぞれの
葉っぱの色が違うだろ。どの色にあてるかで
未来の幸せ予測を予想マシンにしてもらうんだよ」
とアルバが嬉しそうです。
「あ、あの予想マシンもお手伝いしてるのね」すっかり
楽しそうな顔のルシアです。
「うん、予想マシンに自分が当てた色を言うといいよ」
アルバが答えます。
「これ毎回違う色にあてたら、毎回予想が変わるの?」
笑いながらルシアが聞きます。
「そのはずなんだけど、僕はなぜかいつも
同じ色にしか当たらないから同じなんだよ」
笑いながらいいます。
「ゲームだから、いろんな幸せ未来が楽しめたら
いいかなって作ったんだ。予想マシンに手伝って
もらったんだ」
この実験ルームとみんなで名づけた
庭の片隅の小さな倉庫で生まれています。
もう夜でしたが、ふたりは実験ルームに行きました。
そして中に入って見たルシアは
「え~~これ、何。おかしい」
くすりと笑って喜んでいます。
ルシアが見たものは、ハートの形の弓矢です。
弓のところがハート型なのです。
そして、矢にはやっぱりハートの吸盤がついていて
遠くの壁に四葉のクローバーの的がありました。
「もうすぐ完成だよ。ちゃんと飛ぶようになったら
残りふたつもつくるから。ハートの矢で幸せを
増やす仕組みだよ」アルバが説明します。
「幸せを増やす仕組み?」ルシアが首をかしげると・・
「うん、向こう側にある四葉のクローバーのそれぞれの
葉っぱの色が違うだろ。どの色にあてるかで
未来の幸せ予測を予想マシンにしてもらうんだよ」
とアルバが嬉しそうです。
「あ、あの予想マシンもお手伝いしてるのね」すっかり
楽しそうな顔のルシアです。
「うん、予想マシンに自分が当てた色を言うといいよ」
アルバが答えます。
「これ毎回違う色にあてたら、毎回予想が変わるの?」
笑いながらルシアが聞きます。
「そのはずなんだけど、僕はなぜかいつも
同じ色にしか当たらないから同じなんだよ」
笑いながらいいます。
「ゲームだから、いろんな幸せ未来が楽しめたら
いいかなって作ったんだ。予想マシンに手伝って
もらったんだ」