アルバと風の世界
アルバは、聞きながら、あせっています。
あ、何言ってるんだ。予想マシン。

今、ラキアの話したら、せっかく
ルシアが元気になりそうなのに・・

あ~~しかし、他の予想は
すべて当たっているんだよな・・

でも、その予想は苦しいな・・・
当たっても外れても・・・

当たったらルシアにとっては、いいことだから
ルシアの幸せを祈ったほうがいいから喜ぶべきだろうけど

まだ失恋の痛手が深すぎだから、僕はつらいし・・・
外れても、それはルシアにとってつらいだろうし
僕も素直には喜べないし・・・

う~~ん、失恋回復グッズに予想マシンの手助けを
借りたのは間違いだったのかな・・・

考えていると・・・

少し気持ちを取り直したらしいルシアが
「もしかして空色だから、ラキアの花嫁なのかな?
他の女の子がこの矢を空色の葉っぱに同じようにあてたら
同じ未来予想になるのかな?」といいました。

アルバも「あはは、そうかもね。じゃあ、あの紫の葉っぱだと
僕の花嫁かな?あ、それともマリンの花婿かな?」
急におかしくなって笑い出しました。

ルシアが「何、それ・・あ、でも試したアルバの未来は
何だったの?」
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