アルバと風の世界
聞きながらアルバは、
あ、そうか予想マシンは
飛べないんだったと思い出しました。

「わかった、あと2つもつくるよ。
じゃあ3人でラキアについていこう」

予想マシンが「急いだほうがいいです。
ラキアは、17歳になる前に
風の世界に向かおうとしています。
ひとりで行かせると危険です」

ルシアが「そんな、早く行くなんて、何も言わずに?」
泣きそうになっています。

アルバが「僕らに心配かけたくないって思っているんだよ。
だから、だまって着いていこうと思うんだ。
たぶん言うともっと早く行きそうだから
羽が完成するまで、知らない顔をしていてほしい。
ルシア、お願いだ」言いました。

「ええ、そうよね。羽ができないとついていけないから。
気づいていないふりをするわ」
同意します。


そんな話をしているとは知らないラキアは
部屋で考えていました。
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