アルバと風の世界
僕ら3人は、ラティフォーリアの花畑にも
よく遊びに行っていました。

このラティフォーリアの花畑は、どこまでも
どこまでも、続く紫の花の海のようでした。
甘い良い香りがする中で、僕らは、かくれんぼを
したり、近くの草むらに寝転がって
流れる雲を明るい間中、いつまでも眺めながら
将来の夢を語るのでした。

僕の夢は、もっといろんな役立つ便利な
発明をすること。

ラキアは「僕の夢は、面白い文章を書いて
たくさんの人が楽しくなって笑ってくれたらいいな」
空を見ながら、語ります。

ルシアは「私の夢は、自分のふるさとの世界を見つけてから
いろんな世界を旅したいわ」目をきらきら
輝かせながら、僕らに語るのでした。

ルシアの赤紫に輝く瞳を見つめていると、僕も遠くの
知らない世界を旅したくなるのです。
ラキアも、そう思っていたのかもしれません。

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